プロフィール
ぽじゃぎママ
ぽじゃぎママ
在日韓国人3世です。血液型O型。子供は一男一女。
実家は四国松山です。子供のころから実家が焼肉と韓国料理のお店をやっていました。
その味をしっかり伝授し太宰府大佐野に「焼肉とコリアンキッチンぽじゃぎ」をOPENして6年がたちました。
お店の事、料理の事、子供の事、韓国の事など日々の出来事を綴っています。
みなさんよろしくで~す♪
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2011年08月03日

ぽじゃぎとは・・・

ぽじゃぎとは・・・
ぽじゃぎとは・・・

私の実家は四国松山。

私の実家は私が小さい子供のころから焼肉屋をやっていました。

今年で39年です。

夫の実家も北九州小倉で同じく焼肉屋を40数年やっています。



両方のオモニ(母)たちの味と伝統をしっかりと受け継いで、ここ太宰府大佐野にお店をオープンし7年目に入りました。



お店をオープンするにあたって、どちらの屋号にするか考えていたところ、どちらの母からも「自分たちの店だから昔の店の名前を使わずに新しく自分たちで名前をつけて思いを入れて行きなさい・・・」と言われました。



ちなみに私の実家の屋号は「味覚園」、夫の実家は「寿苑」です。



いかにも焼肉屋・・・て名前じゃなくていいんじゃない?ということでした。




屋号を何にしようかと何日も考えました。




・韓国語で、

・小さな子供でも読めるようにひらがなで書けて、難しくない発音で、

・言葉の意味が温かく心に響く深い意味をもつもの。



ある日新聞で、韓国の文化に関する記事が載っていました。

私の目に飛び込んできたのは「ぽじゃぎ」という言葉。



これだ!!



韓国にも日本にも包む文化があります。

韓国では大切なものを包む時に使う布のことを「ポジャギ」と言います。

韓国の大河ドラマで王様のお膳に布をかぶせてるのを見られたことありますよね?

あれは「サンポ(床褓)」と言って食を覆うポジャギです。


ポジャギは褓子器と書きます。

「褓」という字と「福」という字の発音が同じ事から、小さな布を手をかけて繋ぎ合わせることで福を祈る気持ちを込めたとあります。又、「褓」に、福を包むという意味が持たせた幸せを願う気持ち、他人への思いやりや願いを込めて、婚礼を初めとした贈り物をポジャギで包んでいたとされています。


「モノを包む」から「心を包む」へと意味が深まっていったようです。


お客様をおもてなしする心、大切な人の幸せを願う気持ち、これを軸にお店をやっていこうと思い店名を「ぽじゃぎ」と名付けました。


そしてお店にも少しずつポジャギを飾って・・・


自分の大切な家族や恋人、友達、恩師・・・


うちのお店を選んで足を運んで下さった大切なお客様にも、その人たちに食事を作るときと同じように心をこめて食材を見極め、選び、調理し、召し上がっていただく。


大切な人へ心をこめて作った食事は、うれしい味がします。


そこには健康を願う気持ち、体もそして心も元気になってもらいたいという想い。


そうやって作られた料理には、食の安全性、鮮度などは言うまでもなく守られていて当然ののことであり、味付け、食べ合わせのバランス、そして後味の良さ・・・などは体に必要な栄養素が吸収しやすいように、素材を活かす調理法であること。


決して素材をごまかす調理法でないこと。


一口目はおいしく感じたのに、おなかがいっぱいになる前に、過剰に使われた必要以上の調味料のために「おなかがいっぱい」ではなく、「味がいっぱい」であきてしまうことがありますよね。


この全部ができあがっていれば食べた後の「あと味」が心地よいのです。


「あ~おいしかった~。さぁ、又明日からがんばるぞ~」ってっ感じに人の体に入って行った食べ物がいい形でエネルギーに変わるのです。


これが「食」の力だと。


うちのお店には、大病をされた後で「もう肉は食べれないと思ってた。肉とごはんがすっと食べられたとき涙が出るほどうれしかった。」とおっしゃる方や、「もう年齢的に赤肉はもったりして無理と思い込んでいたのに追加してしまったよ。」とおっしゃる方、「いつもは遊びまわって、ごはんをちゃんと食べてくれない子が今日はおかわりしたんですよ。」とおっしゃる方等・・・がいらっしゃいます。


そしてこれも又嬉しいお言葉、「子どもが年頃になるとなかなか家族で一緒に食事に行こうといっても別行動をするのに、ぽじゃぎに行くぞというと家族みんなが行く行くと行って揃うんだよ。」


なによりありがたいお言葉です。


そうなんです。


「食」は大切な時間をも生み出し、「和」ももたらすんですよね。


お客様が「ぽじゃぎ」のお肉、お料理を召し上がっていただいた時、おいしくって思わずうれしくなる・・・

そんな気持ちになっていただく料理をお出しすること・・・



韓国人が大切にする医食同源です。


いろんな出来事が起こる今日この頃、改めて「食」について考えさせられます。




私、6月からポジャギ作りはじめました(*^ー^)ノ

2年前、韓国観光公社でポジャギ講座を短期で受けて少しだけ習ったのですが、ようやくまた始めることができたので、楽しんでいます。


お店の名前をぽじゃぎとつけてから、私とポジャギの出会いも始まったのです。


ポジャギをテーマにしたことで、いろんな人と出会うきっかけとなり、私自信を高めてくれて、支えてくれて、パワーを与えてくれる方たちにたくさんめぐり会うことができました。


もしかしたら「ぽじゃぎ」という言葉が私の人生においてキーワードのひとつになったのかなって思います。


小さな布を繋ぎ合わせていって何とも言えないすばらしいポジャギが出来上がる・・・

人と人の縁もこうして繋ぎ合わさっていきながら、すばらしいハーモニーができあがるんですね。

基礎から学んでるのでまずはコースター、そして先ほど述べたサンポ(床褓)です。

ぽじゃぎとは・・・
ぽじゃぎとは・・・

ふたつともモシという布です。麻みたいな布。

韓国の縫い方は針を自分の方へ向けて縫うんです。

人の方へ針を向けないのです。

サンポは一枚の布をつまみ縫いという縫い方で縫っています。

今はミョンジュという布で針山製作中です(*^_^*)



ポジャギを縫ってると心が静まり、無心になれます。

ポジャギをされる方がみなさん言われてたなぁ~無心になれるのよって・・・



心地いいですよ(^^♪


福岡県太宰府市大佐野
焼肉とコリアンキッチンぽじゃぎ

http://www.yakiniku-pojagi.com


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Posted by ぽじゃぎママ at 22:35│Comments(0)お店の料理 お店の事
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